女性:
私はセラピストで引き寄せの法則の要素も
取り入れています。これはクライアントがよく
言ってることなんですが、
引き寄せの法則を知らないのに、
幸せな結婚をしたり、裕福だったり
する人もたくさんいるのは。。
エイブラハム:
法則を知る必要はありません。
光がどこから来るのか分からなくても、
スイッチさえ見つけたら
ライトをつけられるのと同じこと。
家電を使うのに
電気のしくみを知らなくてもいい。
引き寄せの法則について学ばなくても
自然に使うことができている人たちは
普段から前向きな思考を持って
いい気分を保っているし、
他人をしたり、自己卑下をしてみたり、
自分の気分が悪くなることはあえてしない。
自身のガイダンスに従いながら
内面(魂)と調和する習慣が自然に
できている人は引き寄せの法則のことを改めて
学ぶ必要もありません。
ステップ1,2,3など、わざわざ
学ぶ必要もないのに我々がそれを説いているのは、
生きていくの中で自分にとってちっともためにならない
思考癖をつけてきてしまってる
人達がたくさんいるから。
一方で子供たちは、
自分のガイダンスシステムに
とても素直に従うことができるけれど、
大人たちが勝手な意見を押し付けて
ひどく混乱させてしまう。
人生は楽しくて素晴らしいものだと
分かっているのに、親がやたらと
不安を煽って、生きるのが難しいのだと
信じてしまう。
女性:
それじゃあどうして
「最善を望み、最悪にそなえよ」とか、
「信じられないほど良いことなんてない」
とかっていう言葉があるんですか。
エイブラハム:
それはあなたの質問であって、
引き寄せが自然にできてる人達の
質問ではありませんね。
現実を見つめすぎるから、
そういう思考癖がついてしまうのです。
その結果、望まない状況になったとき、
なかなか状況を変えることができない。
人生は厳しい!
欲しいものがすべて手に入ることなんてない!
と親に言われたら、
子供はそういうものだと信じてしまう。
そこに生まれる、あまりいい気分でない
感情が自然なのだと思ってしまう。
それこそが不自然な感情なのに。
でも、望まない現状があるからこそ、
次々と願望が生まれてくる。
我々はしょっちゅう言っています。
目的地に直行するのではなく、
その過程の旅を楽しむのが人生だと。
きっと物まねしたくなるくらい、
耳にタコができたことでしょう。
シアトルから出港する、
アラスカ行きクルーズがある。
アラスカに寄港したあと
シアトルに戻って来るということで、
最終目的地はシアトルなのだから、
目的は果たしました。
あなたの時間も船の燃費も無駄に
したくはないから、船に乗ったら、
すぐ降りてください。
(会場・笑)
待ってください!!
旅先で新しい物を発見するために
計画を立てたのです。
新しい体験、新しい感情。
そんなものを得るために。
それと同じで、
人生は、望んだ世界にさっさと行きつくことが
目的ではなく、その過程を楽しむこと。
目的地を定めることで、
あなたは旅を始めるわけです。
直行するわけではなく。
旅をしている間、
あなたのことを愛して止まない偉大な宇宙が
驚きや楽しみを送りこんでくれます。
そしてときには、ずいぶんと甘やかせてくれて、
それは熱心にあれこれと応援してくれる。
あなたは自然な展開に身を任せて
楽しみながら、次々とシンクロを受け取り、
色々と体験すればいい。
宇宙からの応援を受け取るには、
自分のガイダンスシステム(内なる声)を
信じること。そのためには、
自分とアライメントしなければ。
自分の感情に気をつけて
嫌な体験は、自分を望みが分かるための
ものだと理解する。
面白い人間になりたいと願ったら、
一度、面白くない状況になってみないと
面白さなんて、わからない。
そんなものじゃないですか。
☆エスター・ヒックスのWSの対話
をもとに書きました。
直訳ではなくて、後半は省略しています。
2015年8月15日にサンディエゴで
行われたときのものです。