エイブラハム:
みんなは口をそろえて言います。
「幸せになりたいから、あれをしたい!」
「幸せなりたいから、あの家に住みたい!」
それを見ながら、我々は思います。
条件、条件、条件だらけ。
今、ここで、この瞬間、
幸せだなぁ!と感じられることを探す。
その感情に浸る。
そのうちに、
その幸せな感情が、
幸せになれる状況を
引き寄せてくれる。
人やお金や物などは、
そこではじめて現れる。
順序が真逆なのです。
どうして人やお金や物が
引き寄せられてくるのか?
それはあなたがすでに、
波動の世界に創造しておいたものだから。
長い間、望んでいた自由な時間や、
よりより収入、友情、色々な体験。。。
そうしたものだってどんどん現実化されて
あなたの身に起きてくるのだけど、
そうなるにはどうすればいいのか?
それらが実際に叶うという確信を持つとか、
その願いの本質を考えたりして、
感情を整えてから、
動かされてしまうような行動を
素直に起こしていけばいいのです。
分かりますか?
男性:
うーん。
頭の中が吹き飛んじゃったかんじ。
エイブラハム:
そう感じるのは、まだまだ早いですよ。
どんなに簡単に物事が展開するか
ひとたび感じることができたら。。
男性:
僕はそれを探してるんです!
エイブラハム:
探しているという時点で
抵抗感が生まれています。
それよりも、あなたは今この瞬間、
幸せを感じることはできますか。
何かが閃く前に、
すでに幸せを感じられますか。
男性:
はい。
エイブラハム:
それじゃあ、
お金が入る前に
幸せを感じることができる?
もしもそれができたら、
お金はすぐに入ってくることでしょう。
男性:
。。。。。。
エイブラハム
条件は、大きな期待を背負っているのだから、
もっと純粋な位置から
スタートするべきなのです。
叶えたい!と意気込んで、
きっと叶うだろう、と思える望みは
ワクワクすることでしょう。
叶えたい!と意気ごんでるけど、
無理だろうなぁと思ってしまう望みは
考えただけで惨めになるだけ。
叶ったら嬉しいけど、
叶わなくても、別にいい。。
でもたぶん叶うんだろうな。
という望みだったら、そこに向けて
道が開けてゆくのですよ。
誰もが幸せを探していますね。。
幸せ、楽しさ。
楽しさ、幸せ。
幸せだと楽しくなるし、
楽しいと幸せ!
そして、迷いの取れたすっきり感。
悩まないと、楽しい。
楽しいと幸せ。
悩まないと、
力が湧き上がってくる気がする。
無駄なエネルギーを使うこともない。
楽しさ、ハッピー、明瞭感、。。。
そして、リッチな生活。
(会場。。。笑)
楽しさ、ハッピー、健康。
こんなふうに、いい気分を
自分で安定させることができたら
後はお金だとか、健康だとか、
好きなことを少しづつそこに
加えていけばいいだけ。
すると、次々に現実化されてくる
ことでしょう。
シンプルなことから始めてください。
そして、
長いこと習慣づいていた
「~があったら幸せになる」
という思考を変えてゆくのです。
なぜなら、条件が先に来ると、
「無理かもしれない」などと
抵抗感を持ってしまうものだから。
男性:
。。。。
このワークショップをダウンロードして
後から聞かないと。。
(会場・笑)
エイブラハム:
あなたは自分が欲しいものが
はっきり分かっているし、
ホットシートまで辿りついたじゃないですか。
今のこの瞬間、抵抗感は外れています。
だから、あれこれ分析しようとしないでいい。
自分がどう感じるのか、どうしてそう感じるのか、
説明することもない。
あなたの魂は、もともと幸せな状態なのですよ。
だからあなたが幸せを感じれば、
自分自身とピタリと一致できるということ。
叶えたくて嘆いている状態は、幸せとは
ほど遠いのだから、あまり強く願ったり
考えたりせず、もっと気楽になる。
いい気分に浸ったときに起こる
周囲のサインを見逃さない。
いいことは起こってる。
願いごとは、叶いつつある。
それをまめに意識すること。
朝起きてからすぐに始めてください。
いい気持ちが安定すると、
かならずいいことが起きてきます。
それをしっかりと目にとめる。
そうなると、
条件を見ていい気分になる、
というパターンから、
いい気分になっていたらいいことが起きた!
(お金が入った!出会いがあった!)
というパターンが増えてきます。
本末転倒なのですよ。
誰かがあなたのところに来て
「探してるものは何ですか?」
と聞いてきたら?
男性:
喜び。幸せ。
エイブラハム:
「あなたにとって幸せとは何ですか?」
とつけくわえたら?
男性:
楽しさ、情熱、自分の行く方向が定まり、
エイブラハム:
楽しさとはつまり、他者との交わりですね。
行く方向が定まるといったとき、
「今はまだ定まっていない」という
焦燥感が伝わりましたよ。
こんなふうに言い直してみましょう。
幸せとは、
すべてが大丈夫だと心から思えること、
自分にとって必要な
インスピレーションを受けること。
心の中から突き動かされるような行動力で
至福の追及ができること。
いいことが起きると確信できること。
もちろん、そうでないことも起こると
分かっている状態。
数年前、
ジェリーとエスターは、
2人がお気に入りとしているレストランに
向かって運転していました。
高速道路を走ってるとき、
ジェリーが突然、
「やっぱりあっちのレストランに行こう!」
と言い出し、運転していたエスターは
「えー、今??」と少し驚いたものの、
素直に従って出口に向かいました。
方向転換が終わると、エスターは
ジェリーにそのわけを聞きました。
片方が言うことを聞いてあげたとき、
説明を求める権利があるというのが
夫婦の規則だったからです。(笑)
「でも、どうしてなの?
あのサラダを食べられるのは
世界で5個所しかないといのに????」
「うん。でもさ、
やっぱりあっちの方がいいんじゃないかと
思ったんだ。」
(本当に可愛いオシドリ夫婦。。)
レストランに着くとガラガラだったので
エスターはイヤな予感がしました。
(会場・笑)
感じの良いウエイトレスが来て、
世間話をするのが好きなジェリーが
ちょっとした会話を楽しみ、
エスターのバッグに手をのばしました。
2人はいつも誰かに心づけをあげられるように、
チップの入った封筒を持ち歩いているのです。
ジェリーは彼女にそれを渡すと、
「これは君へ。」と言いました。
(アメリカではチップは他の従業員と分けなければ
ならない場所もあるので、個人的に渡したんだと思います。
ジェリーやエスターは時々、多額のチップを渡すことが
あるようで、このときは日本円にして数万円だったはず。)
ウエイトレスはお礼を言って後ろに戻りましたが、
自分の小さな娘が封筒を開けて、
その金額の大きさに声をあげた拍子に思わず
皿を落としてしまったようでした。
彼女はエスターたちのところに
舞い戻って来って言いました。
「今朝起きたとき、とっても
いいことが起きると確信してたの。。。。」
別のレストランに行きたかったエスターは
ちょっと気まずい思いがしましたが、。。。
(会場・笑)
「実はルームメートが突然去ってしまい、
明日までに部屋代を払わなければならなず、
どうしようかと、
ほとほと困っていたとこだったんです。」
とウエイトレスが言うと、
ジェリーがこう答えました。
「もしも君がその話を先にしていたら、
我々はこのお金を君にあげていなかっただろうね。」
どういうことかと言うと、
多目のチップを貰う理由を正当化するために
彼女が自分の状況をくどくどと話そうとしたら、
彼女のエネルギーは純粋なものでなくなるので、
結局、それは起きなかった。
(ジェリーがあげるあげないではなく、
そのレストランに行かずにはいられない、
といったインスピレーションを受けない、など。)
彼女は今朝起きたとき、
今日は素晴らしいことが起きる!と思った。
その波動が純粋に「素晴らしいこと」引き起こした
ということなのです。
人々は、世界中の人々とも調和して
共創しています。
誰かがあなたのために与えたり受け取る準備ができたとき、
あなたもその人のために与えたり受け取る準備ができている。
意識的に波動を整えて
その出会いを受け取る準備をしていたら、
そういうシンクロ的な出会いは
何度も何度も、起こってゆくのですよ。
エスターは
小さな孫たちと遊ぶのが大好きです。
子供たちは、
大人が忘れてしまったことを知っているから。
子供は、いつだって楽しくあるべき、
ということを知っています。
今ちょっと楽しくて、
あとから楽しくないことが起きる。。
みたいなことではなく、何が起ころうとも
どんなときだって、楽しいのが当たり前。
宇宙がどんどん楽しみを与えてくれると
純粋に信じることができるから。
あなたが条件づけの幸せばかり
探していたら、宇宙は楽しくないことも
送りこんでくるしかない。
だから、楽しいこと、幸せ、それを
今、感じてください。
☆
去年の3月、SFで行われたエスターヒックスの
ワークショップをもとに書きました。
直訳ではないので転載はご遠慮ください