男性:
僕がホットシートに選ばれて、
恋人のケイティは
きっと狂喜してると思う。
実は、引き寄せの法則なんて
長いこと信じてなかった。
でも、数か月前に彼女に誘われて
ワークショップに来たときに
これまでの価値観がひっくり返されて。。
それから人生が色々と好転したんです。
エイブラハム:
法則を信じる必要はありません。
頭の中がクリアになって
自分の内面と向き合うことができたとき、
法則がちゃんと腑に落ちるだけです。
すでに知っていたことを
思い出しただけで、
何もあなたの価値観が
180度ひっくりかえったわけじゃないのですよ。
男性:
毎日楽しくなってきました。
以前はこんなんじゃなかった。
慢性的に不健康で、
ソファーから起きあがることもせず、
とにかく身動きすらできなかった。
今思えば、それは心(思考)の問題
だったんだなとよく分かります。
思考を変えればいいのだ、
と気づいてから、どんどん変化を
受け入れられるようになってきて。
健康状態が回復したとき、
近所の人が、ハーフマラソンに出るから
一緒に出ようって誘ってきて驚いてしまった。
それまでの僕は走ったことすらなかったから。
ケイティは
ずっと傍にいて励ましてくれていた。
自分たちの将来について、
どんなふうになれるか思い浮かべてみようって
元気づけてくれたし。
エイブラハム:
つまり、現状から意識を反らすのを
手伝ってくれたということですね。
男性:
ええ。
僕がよくやく働き始めて、イヤな同僚について
愚痴てったときも、そんなことは実際に
起きてないフリをすればいいのよって
言ってくれた。
エイブラハム:
ケイティはどこですか?
早くステージにあがって
ワークショップを引き継いでください。
(会場、爆笑)
彼女はちゃんと理解してますね。
男性:
自宅で彼女と喋ってるときでも
他人と会話してるフリをしたりしてた。
そのおかげなのか、
イヤな同僚は次第に友達になっていったし、
仕事もどんどんはかどって昇給した。。
どんどん楽しくなってきて、
遊んでるみたいな気分なのに
ますます仕事がはかどって、
ちょっと現実離れしてるみたいだった。
そんな状況に
甘やかされてしまったみたいで。。
エイブラハム:
そうですよ。
それでいいのです
男性:
もっと望んだら
どうなるだろうと思ったりした。
エイブラハム:
そのぶん、もっと与えられるのです。
疑ったり、罪悪感をもったり
しなければ。
男性:
まさにそう思って、
実験してみようと思ったんです。
その頃はヘッジファンドの仕事をして
周囲から羨まれるほどのポジション
だったんですが、ケイティと話し合って、
カリフォルニアを出ることにしたんです。
それから、もう一つの夢の仕事である
ソフトエンジニアの仕事につき、
労働時間をかなり減らすことができた。
(収入は変わらず、
という意味も含まれていると思います)
そして前述したように
数か月前にエイブラハムのワークショップに
来てから人生が好転してきて、
今度は自分がコーチになって知ってることを
伝えられたらどうかな、って思うようになり、
思い切って退職して、今はコーチの仕事をしてます。
クライアントもついて、彼らが時々連絡してきて、
人生が好転してきた!!!!!
って報告してくれると、嬉しくて。
それでお金を稼いでるなんて
信じられない!タダだってやるのに。
エイブラハム。
あなたには、ケイティがいた。
そして、彼らには、あなたがいた。
でも、クライアントが自身とアライメントするために
あなたに依存するという状態は避けなければなりません。
究極のコーチ法は彼らを解放して、
自力で自分の内面と調和できるように
させること。そして、内面のガイダンスを
聞くように指導すること。
男性:
引き寄せの法則を知らなくたって、
僕は結局、うまくいっていたし、
どうにかなっていた。
エイブラハム:
そうですよ。
男性:
でも知ることによって、楽しみながら
願いが実現化するスピードが速くなっていった。
僕は、それを伝えるのが
コーチの役目だと思ってるんです。
エイブラハム:
人々は、コーチなしではいられないような
状態になるべきではないのです。
そんなことをしたら、
自分に制限をかけてしまうことになるでしょう。。。
自分を応援してくれる人を常にあてにしてしまう。
人々に必要なのは、自分の内面の
ガイダンスシステムを理解すること。
それは常にそこにあるのだから、
誰もがその声を聞くべきであり、
その代わりとしてコーチやセラピストを
常に必要とする中毒気味になってしまうのは
避けるべきなのです。
男性:
もちろんです。
☆
エイブラハム・ヒックスのワークショップの
対話をもとに書きました。