エイブラハム;
人生とは、
大きなイベントが起き続けることではなく、
「今のこの瞬間に起きること」と、
それに対してのあなたの反応によって
できあがっています。
WSの休憩時間に、
エスターは部屋に戻ったのですが、
ホテル側も心得ていて、
エスターが参加者とばったり出くわさないように
通路を手配してくれています。
いえ、みなさんに
会いたくないわけじゃないのですよ。
みなさんのことはとても愛しているけれど、
愛しているからこそ、
世間話をしたりエスターに戻ったりして、
せっかく受け取っている
エイブラハムの波動を壊したくないのです。
だからエスターは隠れるようにしてそっと
通路を歩いていたのですが、
ちょうどさっき、思いがけず、
犬を連れた参加者に出くわしたのです。。。
いいんですよ、いいんです。
別にこの場で苦情を
言ってるわけじゃないんです。
まず、
誰かに出くわしたということに驚いたし、
犬までいたことにも驚きました。
みんなが犬連れでなくて
本当に良かったと思いますが
(ちなみにエスターは猫派。
その口調からして、
その犬がエスターに向かって吠えたとか、
何かがあったかんじです)
ちょっとの間、
ドラムを叩いてしまったのは事実です。
そしてキッチンを取って部屋に戻ったのですが、
なんと、犬までそこを通過してた。。
それでまた波動がブレてしまった。
それで、
参加者への規定はどうなってるのだろうとか、
ホテルの規則はどうなってるのだろうとか、
ちょっと考えてしまったのです。
そして、はっと気づきました。
一歩、離れよう。
自分ではどうすることもできない「条件」が
自分の波動を揺るがしているのならば、
一歩、離れるしかない。
今、それについて考える必要性など
どこにもないのだ。
今すぐWSの規定を変えることはできない。
なにも違反があったわけでもない。
誰かが規則を破ったわけではない。
ただ、自分の気分が乱れただけ。
だから、一歩離れるしかない。
自分の気分を良くするために、
その状況を変えることはできないのだから。
今考えると、
あんなささいなことで、
どうして大騒ぎしたのだろう、
と可笑しくなるくらいです。
あなたにとって必要なたった一つのこと。
それは、いい気分になること。
ハッピーな気分に浸ること。
大切なのは、それだけです。
もちろん、そういうことは起ります。
心配してることがあったり、
それが起きるに違いないと思ってることがあったり、
そんな波動を抱えていれば、
それは作動し始めることでしょう。
自分の幸せは、
状況によって左右されるものではないし、
他人がしていることは自分には関係ないことだ。
心からそう思うことができたら、
「いい気分」を持続して
本当の意味で「ハッピーな人」に
なれることができる。
両親は子供に始終かかわろうとしていますが、
本当はそんなことはしなくてもいいのです。
「エイブラハム、とんでもない!
自分の子供のことは徹底的に
なんでも見届けてあげないと!」
と思う人もいるでしょうが、
子供をコントロールしなければ、
彼らは持って生まれた受け取りモードを維持できる。
そして自分の経験を自身でコントロールできるように
なっていくのですよ。
★エイブラハムのWSの対話の
ほんの一部をもとに書きました。
今年の1月にロングビーチで行われたWSです。