エイブラハム:
自分が現実を創っているという事実に対して、
「こんな現実を自分が創ったわけがない!」
と言ってくる人たちがいますが、
自分の意思でなかったにせよ、
やはり、自分で創った結果です。
人生はいつも自分に難題を投げかけてくる。。。
そんなふうに感じますか?
でも、そうではなく、
人生はあなたの遊び場なのです。
自分が何を望んでいるのか何を望まないのか
何が好きで何が嫌いなのかを日々
発見しながら、ときには言葉に出し、
ときには心の中で願い求める。
生きているうえで、それは当たり前のこととして
ずっと繰り返していくことになります。
それが「引き寄せの法則」の
ステップ1です。
ステップ2は
「引き寄せの法則」が働く段階で
あなたの役目ではありません。
願いは瞬時に叶えられますが、
あなたの波動が「叶ったもの」の波動と一致しない
限り、受け取ることはできません。
波動の世界は目に見えないため、
この部分に納得できない人が多いのですが、
あなたが不満や欠乏感、不安を抱えている限り、
そのような現状を引き寄せるばかり。
「エイブラハム、それは違います。
現状がそうだから、
私は不満や不安を抱えているのです。」
と言い出す人もいますが、それは逆で、
そのように感じた結果、そうした現実が
創造されているのです。
あなたが「お金がない!!」と
欠乏感を持っているため、
引き寄せの法則が働いて、
「お金がない!」という現実を引き寄せるだけ。
もしもそうなら、
お金のない状態からお金のある状態に
辿りつけるわけがない!!!と思いますか?
ここにないものはないのだから、
欠乏感をもつのは当たり前ではないか、と。
それならば、ほんの少しでいいから、
練習してみましょう。
叶う前に、波動の部分で
叶ったように感じてしまう。
エスターは、それをステップ4と
呼びたいのだと懇願しています。
忘れないでほしいのは、人間の自然な波動とは、
生まれてきたときのような、
軽やかで楽しくて明るいものだということ。
朝、目が覚めたとき、その日の気乗りしない予定とか、
昨日起こった嫌なこと、10年前の、悲しい出来事。
そんなことを思い出すのは
きっぱりと辞める習慣をつけましょう。
いい気分になれることや感謝できるものについて、
少しでいいから、感じてみる。
それができないのであれば、少なくとも嫌なことは考えず
17秒間続けてください。もしもできたら、もう少し長く。
すると、「引き寄せの法則」が作動し始めます。
朝食の前に気分が乱れてしまっても、
自分に苛立ったりせず、
翌朝、また、同じことを繰り返す。
翌週には、いい気分がもっと長く続いている
ことに驚くことでしょう。
ジェリーはかつて、
衝撃吸収機能(ショックアブソーバー)の
話をするのが好きでした。
キャデラックの試運転をさせてもらうとき、
セールスマンが、高級車にふさわしくない
ひどい凸凹道に案内し、
少し驚いたことがありました。
でも、キャディラックに内臓されている
衝撃吸収機能が素晴らしく、
運転中にガタガタ感を体に感じることが
ありませんでした。
それと同じことで、
いい気分になることを意識的に
選んでいると、あなたの波動に衝撃吸収機能が
作動するようになり、望まない状況に遭遇しても、
いちいち気分を害したり、気落ちしたり、
ショックを受けたりして
波動を乱すことがなくなる。
誰かが嫌なことを言ったとき、
あなたは敏感に反応して、「うわ、いやな感じ。
もう二度とこの人とは口を聞かない!
これからは徹底的に避けてやる。」
と思うかもしれない。
でも、そんな心持でいたら、
テレビを見ることもできないし、
外に出ることもできない。
子供も養子に出さないといけない。
(会場・笑)
波動を安定させると
ヤドカリみたいな人生を送らなくても
いいし、どこに行こうとも
誰に会って何を話そうとも
いい波動をキープすることができる。
その状態を、エスターの希望により、
ステップ4と呼ぶことにしましょう。
(会場・拍手)
★2013年10月にボストンで行われた
エイブラハムのWSのオープニングの一部をもとに
書きました。長いのでたくさん省略しています。
ここで切りましたが、まだ続いています。