エイブラハム:
ジェリーは高校生の頃、ニュー・オリンズに住んでいて、
大きな湖のライフガードをしていました。
仕事を教えているインストラクターは、
ジェリーに言いました。
「ときには、溺れている人の手を
離さなくちゃならないこともあるんだよ。
それを、覚えておくこと。」
そのときのジェリーはそれを聞いて、
冗談じゃないと思いました。
ライフガードなのだから、どんなことがあったって
人の命を守るのだ!と。
時には救えない命もあるんだよ、と
インストラクターは言いました。
自然の力が偉大すぎて、自分の手には負えない。
どうすることもできないときがあるのだから。
それと同じことが、日常生活でも
起こり得るということです。
あまりに大きな問題が起きて、
あなたをどんどんと沈めてしまう。
だからあなたは手を離して
その「問題」を沈めてしまうしかないのです。
たとえそれが家族の問題であったとしても。
そんなことしたら、私の家族は
裏切られたような気持ちになることでしょう!
とあなたは言うかもしれません。
でも、裏切れと言っているわけではないのです。
手に負えない問題の波動に巻き込まれるのではなく、
その人たちにとって一番最善なことに
意識を向けて欲しいのです。
★ジェリーは数年前に亡くなったエスターの夫です。
過去記事にも色々載せていますので興味がある方は
探してみてください。
このエピソードは2018年4月にNCで行われた
WCの一部を切り取って
私が自分なりに訳したものなので転載禁止。