女性:
思考が現実化した体験談をしたいと思います。
1年ちょっと前、
私が住んでいるブエノスアイレス(アルゼンチン)と
私に深くかかわりのあるインドを舞台にした
ロマンティックコメディのアイデアが浮かんだんです。
周囲には、それだけを伝えましたが
映画プロデューサーの女友達だけには
もっと細かい内容を教えました。
ただ、アイデアが浮かんだものの、
ストーリーはなかなか展開せず、
そのままになってしまっていて、
ある朝、目覚めてあなたを聞きながら、
よし、このアイデアでもっと遊んでみよう!
そう思ったんです。
「そっと背中を押してください。」
と、宇宙にお願いしました。
その過程を楽しみたかったから。
そしたらその晩、
私が教えている映画製作のクラスで
例の映画プロデューサーの女友達が
私にこう言ったんです。
「誰だかよくわからないけれど、
インド大使館から連絡があってね。
インドの大手映画会社がアルゼンチンで映画を
撮りたくて人を探しているらしいの。」
私のストーリーを知っているのは
地球上で彼女ただ1人。
だから彼女は私に、早くアイデアを
作品にして書き上げるように言ったんです。
(会場、笑いと拍手)
怖気づく代わりにちゃんと受け取ることにしたら、
アイデアが浮かんで浮かんで浮かびまくって。
友達にそれを言うと、
「実は彼ら、マザー・テレサをストーリーに
入れて欲しいらしいの。」と言ってきました。
私には異存なしです!
かつて、カルカッタでマザー・テレサと仕事をした
ことがあるのだから!
彼女は言いました。
もしかしたら彼らはアルゼンチンの女性が
カルカッタに行くシーンを入れたいのかもしれない。
と。
それで私はそのアイデアを拾って別の
映画を書くことにしました。
とある女の子が修道女になりたがり、
大反対している両親が彼女の心を入れ替えさせるために
旅に出そうとした。女の子は、友達とカルカッタに寄ることが
できるなら、という条件を出した。
という話で、またもやアイデアがどんどん浮かび、
その作品を書き上げてプロデューサーの彼女に見せたら、
すごく喜んでくれました。
実は彼女、かつて、修道女になりたかったことがあるのです。
それを思い出したので、
「何か体験話を教えてくれれば、
この作品に生かせるかもしれないわ」と言ったら、
彼女は私の顔を見て言いました。
「私も両親にひどく反対されてね。
それでこんなふうに、心を入れ替えるように
旅に出されたのよ。。」
(みんな笑)
エイブラハム:
本来の引き寄せの法則の展開ですね。
そして、こんなことは本当は
日常的に誰にだって起きている。
今、このの瞬間を
気分良く過ごすことを意識すれば、
行動を起こしたくなるような
閃きをちゃんと受け取ることができる。
あなたは、
頑張って苦労して書き上げた、
なんてことは言わなかった。
みなさんは、
彼女の話がとても軽やかに
展開されていたことに気づきましたか。
ボルテックスも準備ができて
彼女自身も(受け取る)準備ができて、
次々に物事が展開する。
留まることを知らない。
一つの作品どころか、別の作品まで。
そして、次も、次も。
楽しい旅には終わりがない。
一つの大きな望みがあって、やっとそれが現実化して、
やった!叶った!!!
そうではなく、
次から次、その次にも同じくらい、
あるいはもっと素晴らしいことがやって来る。
そんな、素晴らしさが本来のものなのです。
女性:
書きたいと思ったとき、
私は内面とちゃんと調和していた。
そのとき、
「書かなければ」という義務感みたいのを
瞬時に感じたのだけど、
ダメダメ、と思い直したのです。
私に必要なのは、楽しむこと。
次をどう楽しもう?
それを考えていたんです。
エイブラハム:
その通り!!!
楽しむこと。
エスターは子供の頃、
母親に向かってこんなふうに聞いたものです。
ねえ、次は何しよう?
母親は答えました。
引き出しを片付ければ?
違うの!
もっと楽しいこと。。
あら。お片付けも楽しいわよ。
ううん、そんなことしたくない。
それと同じ。
楽しいことがしたいけど、何をしよう?
何が楽しいかな?
何をするとワクワクするかな?
それを見つけるのが難しければ、
気楽にできることを探してみる。
女性:
私がストーリーのアイデアを得たとき、
ミーティングの話はすでに、
存在していた。(映画製作関係者たちの)
エイブラハム:
もちろんです。
あなたがアイデアを得る前に
そうしたことは整っていた。
それを我々はいつだって伝えたいと
思っているのですよ。
あなたが目標を立てて行動を起こし、
物事をコントロールしながら
こうしたことが起きたのではない。
あなたはそれをボルテックスに入れていたし
他の人たちだってそれぞれの願いを
ボルテックスに入れていた。
そして、共創が始まった。
色々なことが整い始め、
あなたが受け取りモードになったから、
受け取れてたのです。
★2016年10月ボストンで行われた
エイブラハムのWSの、多分一番最後の対話の
前半部分を聞きながら書いたので細かい部分は
多少間違っているかも。
それと、省略したり
表現を変えて書いた部分もあります。
聞いててハッピーになったので、
このエピソードを紹介したくて書きました♪