エスターのエピソード
エスターたちは、
国内各地で行われるワークショップのための移動に
サウスウエスト航空を利用することが多々ありました。
フライト数も多く、トラブルも少なくて
満足度が高かったものの、
ひとつだけ不満があるとすれば、
座席が狭いということ。
つい先日も、飛行時間が3時間もあったので、
席についたらパソコンを取り出して
仕事を片付けてしまおうと思っていました。
ところが、テーブルを倒してみると
やはりなかなか窮屈で、
パソコンが使いづらいのです。
そのうえ、
前の座席の人がシートを倒したものだから、
お手上げ状態となり、
結局仕事はできませんでした。
エスターは隣に座ってるバーバラに向かって、
ああ、ファーストクラスに座りたい!
と愚痴をこぼしてしまったほど。
そもそも、エスターたちは、それまでに幾度となく
デルタ航空のファーストクラスを利用していたのですが、
あまりにもトラブルが多いために
最近では乗らなくなっていたのです。
思い出しただけでも眉をひそめたくなるようなトラブルも多く、
払い戻しやら何やらと、いまだに解決していないこともあって
決して好きな航空会社ではないのですが、
少なくともファーストクラスのゆったりとしたシートで
ドリンクをオーダーし、
機内で仕事を済ませてしまう。
それができるのはサウスウエストでは不可能。
。。ということで、
次の移動から
デルタのファーストクラスを使うことになったものの、
そこでエスター達を待ち受けていたのは、
よりによって、
またもや故障が生じている飛行機で、
時間通りに搭乗できなかったのです。
どうしてこんなことが起きたのでしょう?
それはひとえに、
これまでの様々な体験から、
エスターがしっかりと信じ切っていたことが
現実化したということ。
どうせ、また、デルタはトラブる。
きっといやなことが起きる。
あんなこともあった、
こんなこともあった。
だから今回も絶対に起きる。
あのトラブルだって解決してないし、
あーあ、どうせデルタだし。
そんなネガティブな波動が強すぎたのですね。
しかも、
そのときにかかわったデルタのスタッフたちが
みんな揃って愛想が悪く、
おまけにちょっと意地悪で、
失礼だったという始末。
デルタ航空の職員たちは、
みんな素晴らしくて、
たぶんそのうちの1%だけがダメなスタッフなのでしょうが、
見事にその1%にぶち当たってしまったというわけです。
行く先々で親切な人たちと出会う確率がとても多く、
たいていのことがスムースに行くエスター。
物事を比較的たやすく現実化させてしまうエスターの波動が、
デルタは最悪!とガンガン感じて
それを現実化させたまでのこと。
サウスウエスト航空の座席で
エスターが感じていたのは、
座席が狭いという居心地の悪さ。
そうしたイライラ感をそのままにして、
波動を浄化することもなく、
デルタへのゲンナリ感を先取りしていた。
すると、こんなことも起きるのです。
ただ、みなさんにしてもそうですが、
こういうことを創造したからといって、
落ち込むこともないのですよ。
どこで間違えたんだろう。
どうして波動を浄化しておかなかったんだろう。
なんで思うこともないのです。
それは間違いではないのですから。
それが起きたことにより、
あなたは何かを決断することができたんです。
何か望みなのか明確になった。
しかも、次からどうすればいいのか、
はっきりわかった。
そこから学びを得たわけです。
エスターは、デルタのファーストクラスに乗る前の日に、
ああ、ファーストクラスに乗れる。
居心地がいいし、仕事もできる。
席を取ってくれてありがとう♪
これで移動も楽になる!
と素直に前向きに感じることもできたのに、
それをせず、
サウスウエストだと座席が小さくて仕事ができないし、
居心地が悪いし。。。
と、すでに終わったことを思い出して
そのいやな感情を呼び起こし、
自分が望んだことへの言い訳みたいなことをしていたのです
すんなりと望むのではなく、
どうしてそれを望むのか言い訳している波動。
宇宙は、あなたの波動をそのまま返してくれるのだから、
望んだものに素直になって心を開いておくのか、
望まなかったもののことを考えて感情をブレさせておくのかで、
受け取りの体験も違ったものになってしまいます。
あなたは自分の体験を創造するパワーがあるのですよ。
あなたが何かを望んだり、何かの計画を立てているなら、
あらかじめ、そこで楽しんでいる自分をちょっと妄想して
いい気分を先取りしておく。
そこで出会う人たちと楽しくやっているような気分を作動させておく。
そんなふうに波動の浄化をしておくことで、
素敵なものを受け取る準備をしておけるのです。
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