エイブラハム:
エスターが、この街にやってくるため
空港で飛行機の乗り継ぎをしたときのこと。
出発時間まで時間があったので、
デルタ航空のラウンジで過ごすことにしました。
人が少なかったし、
居心地が良かったし、
なにより、食べ物がたくさんあったから。。
(会場笑)
でも、エスターはそこから
動きたくなる衝動に駆られました。
ここではない他のどこかに、
何かいいことが待ち受けてる感覚が
やってきたのです。
乗り換えの長い待ち時間を、
居心地の良いファーストクラスのラウンジでなく
搭乗ゲートで過ごしたいなんて人が
どこにいるでしょう。。。
でも、エスターは立ち上がりました。
それほど強い感覚だったのです。
搭乗口に着くと、
もちろん飛行機はまだきてなかったので
空いている椅子に座り、
ふと口臭が気になったので水を飲み、
ついでにミントタブレットを
口に放り込みました。
それから、
向こうの方に歩いて行きたくなったので、
立ち上がって歩いていると、
前にいた女性が振り返って
驚いたようにこう言ったのです。
「エスターですか???
わあ、絶対に会えると思っていました。
いつ、どこで会うのかなんて
全然知らなかったけれど」
「私も知りませんでした」
とエスターは答えました
(会場・笑)
「ただ、あなたがこの1時間ほど
私を呼び続けていたのは確かですよ。
私はこうしてここにいるし、
はぁ~(と息を吹きかけて)
ほら、ちゃんと口臭までケアしておきました」
(会場・笑)
しばらく会話してるうちに、
エスターは、彼女に素晴らしい経歴があり、
ここ最近エスターが探し求めていたもの
をすべて持ちあわせていた人だということを
知ったのです。
エスターが導かれてウロウロしたとう話は
とくに面白味があるわけでもないし、
人生が変わる出来事だったわけでもありません。
でも、
互いが互いに
タイミング良く出会えたというのは、
いい話ではありませんか?
それは共創というものであり、
それが人生の醍醐味というもの。
手際の良い行動より、
気分の良くなる行動を選んでいく方が
望んだ世界に導かれていくものだし
ここからあちらにすっ飛んで行くというより、
その道のりを楽しんで欲しいのです。
パッとしない人間が
ある日宝くじを買って大金持ちになった!
という話の方をあなたは好むかもしれません。
でも、
日ごろからアライメントして過ごし、
閃きに導かれることで、
あなたのことを知り尽くした宇宙が
用意してくれた素晴らしい瞬間を受け取り続けること。
それが、人生を楽しく生きていく秘訣なのです。